ビューとは
ビューとはブラウザで表示される見た目のことです。MVCのVに当たります。ユーザーインターフェースを構築するもので、コントローラから受け取った情報を見やすい形状に成形したり、入力フォーム等を通じてユーザーからのデーターの操作を受け付け、コントローラーに送信したりします。
Laravelでビューを作成する
Laravelでビューを作成するには
resources/viewsフォルダの中に新たにファイルを作成します。ここでは、hello-world.blade.phpを作成します。hello-worldの名前は任意で構いませんが、ファイルの拡張子は必ずblade.phpにする必要があります。これは、Laravelが使用しているテンプレートエンジンのBladeを使用するためです。コードは以下の通りです。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<title>Hello World</title>
</head>
<body>
<h1>Hello world from view.</h1>
</body>
</html>上記のコードはすべてHTMLで最低限のコードしかかれていません。ほかにも書いておいたほうが良いコードはありますが、ここでは割愛します。titleタグはブラウザのタブに表示される文字列で、h1タグは見出しを表し、大きな文字でHello world from view.を表示するように指定しています。ここでの見た目はアクセスするブラウザによって多少異なります。これは、現段階では見た目を設定しておらず、ブラウザによって初期設定が異なるためです。
次にコントローラーを記述します。前回作成したHelloControllerの中に関数を追加します。今回はshowHelloFromViewという関数を設定します。ビューを呼び出すには以下のようにします。
public function showHelloFromView() {
return view("hello-world");
}view関数の第一引数はビューファイルの名前になります。ファイル名は拡張子を抜いて記述します。もし、resources/viewsフォルダの中にフォルダを作りそれを指定したい場合は、resources/views/helloに保存した場合、コードは以下のように「.」を使用します。
public function showHelloFromView() {
return view("hello.hello-world");
}次に、ルーティングを設定します。routes/web.phpに以下のコードを追加します。
Route::get("/hello-view", [HelloController::class, "showHelloFromView"]);すべての設定が終わったら、http://localhost/hello-viewにアクセスし、Hello world from view.と表示されれば成功です。
今回は簡単なビューの作成とその登録方法について解説しました。ビューに使用されているテンプレートエンジンBaldeは様々な機能があるので、今後少しずつ解説していきます。次はデータベースにデータを追加する方法を解説していきます。